『「うまい! 」を叶える おいしいひと手間』本日発売!

ブックデザインを担当しました、
『「うまい!」を叶える おいしいひと手間』が中日新聞社から本日発売です。

「名古屋屈指の料亭・か茂免の総料理長 片山英喬さんの55年の料理人人生の集大成の本」と銘打ちながらも

決してプロ向けではなく、いつものお総菜をメインにおもてなしの一品、便利な常備菜、手早くできる酒の肴など、

何度も作れる四季の81レシピが掲載されています。

去年中日新聞社さんに声をかけていただいてから、丸一年。

初の著書となるこのレシピ本への思いが強い分、関わる様々な人の気持ちや制約、

ハプニングもありましたが、片山料理長の誠実で暖かい人柄がこの本で表現できればいいなと

寄り添うような気持ちでデザインしました。

春の素材、空豆。素材写真は見所のひとつです。

撮影は、日本料理の「旬」をちゃんと表現する為に4回に分けて行われました。

雑誌連載でもないのに、とても贅沢な時間の使い方です。

でもそのおかげで、旬ならではの生き生きした食素材をとても素敵に撮っていただきました。

四季のカテゴリーごとに使用されていますが、料理の写真はもちろん、そのカットも見応えがあります。

料理の工程写真もこだわりました。撮影場所はかなり厳しい条件下でしたが色々と工夫していただいて、

結果的に想定していたよりも掲載カットが増えました。

スタイリングも「料理と器と四季」とで考慮したい様々な要素があり、

バランスを取るのがとても大変だったかと思いますがベストを尽くしていただきました。

本当にありがとうございました。

一番人気の海老しんじょパンサンド揚げ。

勝手に制作側の特権(!)として、撮影終了後に料理を(最初は遠慮がちに…後に大胆に)

本当にどれも美味しくいただいていたのですが、その中でも制作側は皆

「海老しんじょパンサンド揚げの美味しさが忘れられない!」と答えていました。

和食のお惣菜メニュー、という枠からはちょっと外れていますが、

そこが「おいしいものならなんでも取り入れる」柔軟な片山料理長の姿勢を表しています。

制作中、片山料理長の発想に何度も驚かされました。55年もの間、第一線で活躍されている所以ですね。

調理器具で一番好きなボウル。 職人さんが握り過ぎて、ヘリが折り込まれてます。

ちなみに私の推しレシピは「白酢和え」。早速作ってみました。

レンコンとキャベツとツナが具なので、さっぱりサラダ感覚で食べられるのが新鮮です。

本に掲載されている白酢和えは、器もとても珍しいので是非ご確認ください!

今、できたての白酢和え。なめらかな和え衣の中で野菜のシャキシャキ感が美味しい!

掲載されている内容はレシピだけでなく、片山料理長の料理に対するコラムなどが沢山掲載されています。

また実際料亭で使用している調味料、出汁の取り方なども惜しげもなく紹介していますので、日頃の料理の参考になります。

私自身白酢和えを作ってみての感想ですが、特別高い野菜素材を使わなくても十分美味しくできましたので、

肉魚類は(できれば!)いつもよりちょっと奮発して揃えると、

ビックリ感動する位美味しく仕上がるのではないか…と思っています。是非お試し下さい!

一年を通して、いつでも使えるレシピ本です。

片山料理長は、これをベースに何度も作って「自分好みの味付け = 家庭の味」を完成させてほしいと仰っていました。

その想いが皆さんに伝われば、制作した私たちも嬉しく思います。よろしくお願いします!

アマゾンのアドレスはこちら↓

「うまい! 」を叶える おいしいひと手間 片山 英喬

https://www.amazon.co.jp/dp/4806206695/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_5m46Bb8HKH1E3

hontoのアドレスはこちら(ネット注文して店舗で受け取れます)↓

https://honto.jp/netstore/pd-book_26201873.html

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「うまい!」を叶える おいしいひと手間

日本料理 か茂免 総料理長 片山英喬
1944円 (本体価格1800円)
ISBN 978-4-8062-0669-9

B5判 144ページ オールカラー

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