6月22日に、弊社でデザイン装丁を担当しました『ネコが長生きする処方箋』が東京新聞から発売になりました。
ネコ専門医として２５年以上、患者ネコと飼い主に寄り添ってきた著者が、ネコの理想的な「医・食・住」のあり方をつづり、現代のネコの食や健康へ警鐘を鳴らす。
ネコには、ネコにしか感染しない２つのコロナウイルスがあると認識されてきたが、現在はこの２つは同一と考えられ、発症したらほぼ１００％死亡する「猫伝染性腹膜炎」（FIP）はネココロナの重症例だとわかってきた。ネコをFIPで亡くすつらさを経験した飼い主を何人も見てきた著者は、その悲しむ姿を見ると「自分の心も一緒に溶けそうになる」といい、こうつづる。「溶けた心で毎回思うことは、この悲劇を繰り返さないためにコロナウイルスのない世界をネコのために作ろうと誓うのです。」（東京新聞サイトより引用）
キャットホスピタルの院長、南部先生が「今のこのコロナ禍にどうしても読んでほしい」と切望して書き下ろした書籍です。猫飼いの方にオススメです。良かったら書店で手にとってください。
当本はハウツー本というよりは、南部先生のエッセイ、というジャンルになるのではと思いますが、何かしらの気づきがあると思います。可愛いイラストもアクセントになっていて素敵です。
装丁制作のこだわりとしては、メインのカバーイラストがとても美しかったので、もっとリアルに感じていただけたら…と思い、ザラザラとしたテクスチャーのある紙を採用して、実際スケッチブックに描いたものに見えるようにしました。実物を手に取っていただくとよりイラストの良さが伝わるかなと思います。
よろしくお願いします！
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